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吉本隆明さん。

吉本さん、どうもありがとうございました。
色んな言葉で、つらい時、負けそうになった時、
何か理想を探している時、勇気を贈ってもらいました。
その勇気で僕は、ずいぶんと、怖がらないで生きてこられたんだと思います。

もういなくなってしまって、僕は、やっぱり、本で読むだけになってしまった。
一度どこかで、お会いできたらなあと、すこし夢のように思っていました。



「あなたがどういう家に生まれ、どういう親にどういう風に育てられ、
 どういう人と出会って、ということは、自分では選べないことだ。
 自分では選べないけれど、それは自分のものだ。
 誰か他の人に代わってもらうこともできない。
 その中に、必ず、あなた固有のものがあるはずだ。
 そのことをよく考えて、つらいことに遭ったら
 「あ、こりゃひでえ目に遭った」ということもあるだろうが、
 おかげ様で利口になったな、ということもあるだろうから、
 「まんざら捨てたもんじゃないな」ということになるんじゃないでしょうか。」


苦しくても己の歌をうたえ
己のほかに悲しいものはない




相変わらず、自分のこととしてしか書けないのですが。


吉本さんを見て、色んなことを感じて、
僕らは、よかったなあと思います。
いただいたたくさんの贈りものの、
僕らはお返しをしなくちゃいけない。
天国にいる吉本さんが、ちゃんと安心してくつろいでいられるように。
そして、もし天国で会えたら、
そのとき、はじめましての挨拶と、
よろこんでくれるような作品をもっていけるように。

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